だれも寄りつかない森に住みついた旅の老人と村の若者との、不思議な出会い。ファンタジーあふれる世界を組み木絵で巧みに表現。
1928年、神奈川県に生まれる。児童文学の第一人者として活躍し、毎日出版文化賞、厚生省児童福祉文化賞、野間児童文芸賞、巌谷小波文芸賞、エクソンモービル児童文化賞、赤い鳥文学賞など数々の賞を受賞している。著書に「コロボックル物語」シリーズ(全6巻)、「佐藤さとる全集」(全12巻)、『おおきなきがほしい』『おばあさんのひこうき』『本朝奇談天狗童子』ほか多数。
1948年岐阜県に生まれる。高校卒業後、上京して独学で絵を描き始める。1969年頃、十数種類の板材(欅、朴、柿、チーク、ローズウッド・黒檀等)を絵として組みこんでいく独特の表現方法“組み木絵”を考案。主な絵本作品に、宮沢賢治・作『なめとこ山の熊』『よだかの星』『土神と狐』、佐藤さとる・作『そこなし森の話』がある。