おかねは、小さな女の子。そして、とってもちからもちです。
大きな相撲取りをたったの3歳で追いはらい、大きくなると殿さまにも認められるほどになりました。やがて、腕利きの猟師になると、天狗や化け物を相手に大活躍!
高知で愛されてきた、力持ちの女の子の昔話が絵本になりました。
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とんとんむかし。
おかねという おんなのこが、
とさのいわいという やまのなかで くらしていました。
おかねは、たいへんな ちからもちでした。
あるひのこと、おおきなすもうとりが
おかねのいえに、ちからくらべに やってきました。
(本文より)
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昔話の主人公は男の子ばかり?
そんなことありません!
世界と日本で語りつがれてきた
女の子と、大きくなった女の子たちの昔話を
絵本にして、おくります。
いろいろな女の子が主人公の絵本シリーズです。
受賞歴:
2012年に、日本につたわる女の子と女性が主人公の昔話を集めた『女の子の昔話』を刊行しました。そのときに、読んだ方から「絵本にはしないの? もっと小さな子どもたちもこの昔話を読めたらいいのに」といわれ、立ち上げたのがこの絵本シリーズです。
小さなころから力持ちで、大きくなって、すご腕の猟師として山を駆けめぐる「おかねさん」のお話、ぜひ読んでみてください。
おかね、めっちゃかっこいいですね!特にむこさまを助けにいくときのおかね、たかに化けていたてんぐをてっぽうで狙うおかね。ハードボイルドでしびれました。昔話のような気がしませんでした。わたしももっと勇気を持ちたいです。(読者の方より)