戦後五年、日本の社会もようやくおちついてきた。庄作の娘、信子はいとこの勲と結婚、幸彦も母たちの援助によってブラジルヘと旅立つ。昭和二十九年、あやの娘あいは、洞爺丸の遭難で夫を失った。
1931年、奈良県に生まれる。奈良教育大学卒業。著書に『凍った猟銃』『山へいく牛』(国際アンデルセン賞優良作品賞・野間児童文芸賞)など。「新十津川物語」シリーズで、路傍の石文学賞・日本児童文学者協会賞・産経児童出版文化賞を受賞している。
いつも繰り返し読みたい本です。感動して涙が出てきた場面は、いっぱいありますがとくに新しい家に初めてスズメが来たと、フキさんたちが喜ぶ場面はとても感動しました。年を重ねて身の回りの物を整理するじきがきました。電子書籍にされたらいいなと思います。どこに引っ越しても読めたら幸せです。それと本が重く感じる年になりました。(60代)