門付けをしてあるいていた孤児の少年クラバートは、ふしぎな夢の声にさそわれて、コーゼル湿地の水車場をたずね見習となった。そして、この謎めいた水車場で、親方に魔法を習うことになる。
1923年ボヘミア(現在のチェコの北西部)生まれ。第二次大戦後ドイツ南部に移り、小学校教師・校長を務める。’70より執筆に専念し、全業績に対し国際アンデルセン賞作家賞推薦を受ける。代表作に《大どろぼうホッツェンプロッツ》シリーズ、『クラバート』などがある。2013年逝去。
1917年島根県に生まれる。早稲田大学文学部ドイツ文学科卒業。ドイツのボン大学に留学。早稲田大学名誉教授。『大どろぼうホッツェンプロッツ』『先生は魔法つかい?』『クラバート』など多数の訳書がある。