

古い石畳の町並みが残るある街で、人々はそれぞれの暮らしを営み、毎日いくつもの小さな物語が生まれています。そんな物語を、彩り豊かに描き出した短編集。妖しげだったり、コミカルだったり、はたまたそっと心をやわらげるようなものだったり……。味わいの違う8つの短編が、出久根育さんの描く鉛筆画とともに綴られます。
受賞歴:
高楼方子さんと出久根育さんのコンビによる本。おふたりの息があった世界が広がります。どうぞたっぷりあじわってください。
小学校6年生のときに、「十一月の扉」を読んで以来、高楼さんの本が大好きです。「街角には物語が…」も、読んでいてとても心があたたかくなりました。高楼さんの物語の世界は、小さい頃から私の憧れている世界そのもので、本当に大好きです!!(17歳)
高楼さんの物語の大ファンです。特に「11月の扉」は11月には毎年必ず読んでいます。その11月がもうじきというとき、新刊コーナーで美しい本が目に入り、思わず近寄ってみると「街角には物語が…」でした。ほんとうに夢中になって読みました。物語の世界に没頭でき、文字どおり至福の時でした。(読者の方より)