内容紹介

女の子たちへのエンパワーメントの本！

30代の著者が、小学校高学年ぐらいから抱えてきたもやもやした性に関する話題を全ページイラストで紹介。思春期の子どもたちの体や心に関する困りごとについて、「気になるよね」「わたしもこんなことに悩んだよ」と、まるで隣りでおしゃべりをするようにつづっていきます。

ネガティブな感情もかくすことなく紹介した本書は「自分の体について知ることは、人生をどうやって主体的に生きていくかということと密接に結びついている」と感じられる作品でもあります。

リアルに、具体的に、なまなましく、そしてときにおかしみのあるタッチで描かれたパワフルな１冊です。

＜目次＞

作者の言葉　6
プロローグ　話のはじまり　8

第１章　よんでないのに、お客さんがやってきた！　わたしの むねと毛の話
むねがいたくて、たまらない！　10
ブラジャーっていったいなんなの？　14
なにもわるいことしてないのに！　20
わたしの毛じゃないってば！！　24
わたしのわきの下、うっとうしい！　28

イダのノート
トントン、しつれいします。「二次性徴」ですよー　32

第２章　かわいくない！ じぶんが不安でたまらない　わたしの見た目の話
これはのろいだ！ ニキビ！　34
「かわいくない」なやみ　38
ぶさいくなわたしを見ないで　42

イダのノート
見た目を評価する言葉　46

第３章　わたしのものなのに、ずーっとてこずってる　わたしの性器の話
おしっこするところじゃなかったの？　48
ほんと、めんどくさい！　54
なんでわたしに、こんな試練が　58
産婦人科に行くのは、むずかしい？　64

イダのノート
敏感なわたしの性器、お役立ちミニ知識！　66

第４章　さけられない血の週間　わたしの生理の話
わたしの生理のはじまり　68
自然の力が大あばれ　74
今から行くぞ。準備はいいか　78
生理、少しは楽になったかな？　82

イダのノート
わたしの生理カレンダー　88

第５章　わたし以外のだれにも決められないこと　わたしの性の話
結婚したらあかちゃんができる？　90
男だけが性に関心が強い？　96
女の子もじぶんの体をさわる？　102
なにかが体の中に入ってくる？　106
キスとセックスのあいだ　110
「ぼくのことすきならセックスしよう」　116
わたしをすきなら大切にして　120
避妊について　124

第６章　具合がわるいときは、じぶんをケアする　わたしの心の話
言われるといやだった言葉　126
心の病気は、がまんしてもなおらない　130
ひとりでがんばらなくていいよ　134

イダのノート
しんどいとき、わたしがすることは？　138

この本を読むみなさんへ　産婦人科医　高橋幸子　140
この本にでてくる体にかんする用語　142