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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

遠野物語

遠野物語

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遠野物語

原作: 柳田國男

編・著: 柏葉幸子

絵: 田中六大

受賞歴:

  • 全国学校図書館協議会・選定図書(2016)
対象年齢 小学校中学年から
ジャンル 読み物 > 古典・名作
サイズ(判型) 20cm×14cm
ページ数 142
ISBN 978-4-03-744980-3
NDC 913
発売日 2016年1月

定価:本体価格 1,200円+税

【偕成社在庫:あり】

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紹介記事へ(Kaisei web)

内容紹介

岩手県出身で子ども時代をを遠野でくらした編著者が、柳田國男の『遠野物語』から、物語として伝えたい作品をまとめました。虚構と現実の混じり合う物語は、ご近所の話でもあります。森の中に突如現れ消える家「マヨイガ」、その子どもが住みつくと家が栄えるという「ザシキワラシ」、年をとって妖怪になった動物「フッタチ」のことなど、言い伝えとも昔話ともつかない不思議でこわい物語を赤いカッパが語ります。ちなみに遠野のカッパはみどりではなくなぜか赤いのです。12の不思議な生き物やものにわかれています。

著者紹介

柏葉幸子

岩手県に生まれる。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』で、日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクルファミリー』で産経児童出版文化賞、『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞。ほかに『とび丸竜の案内人』『大おばさんの不思議なレシピ』『ドードー鳥の小間使い』『バク夢姫のご学友』等多数のファンタジー作品を発表する。

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田中六大

1980年、東京に生まれる。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻版画コース修了。2005年ますむらひろしコミック大賞、2006年ちばてつや賞佳作。マンガ作品に『クッキー缶の街めぐり』、絵本作品に『うどん対ラーメン』、挿絵作品に『願いのかなうまがり角』『そこから逃げだす魔法のことば』『アチチの小鬼』など多数がある。

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著者より

遠野物語は、とても不思議で、とても変わったお話です。オシラサマやオクナイサマや座敷童子の、たくさんの神様、山人、ヤマハハ、カッパ、フッタチという動物たち。たくさんの不思議なものたちが、あの小さな山あいの町をとびまわるのです。
遠野のカッパの顔は赤いのです。座敷童子はいい神様でしょうか?かわいらしい様子なのに怖い神様のようにも思えます。山や川に住んでいる男も女も怖くて悲しくて残酷で、時にユーモラスです。遠野の不思議なものたちは、個性的です。
これらのお話は遠野物語として世の中に出ていくまで、おじいさんやおばあさんが囲炉裏端で、子や孫に言い伝えてきたお話です。その長い間に、遠野のおじいさんやおばあさんは結末をつけくわえることをしませんでした。

私は三才から小学校二年生まで遠野で暮らしました。そのころ、私は遠野物語を知りませんでした。あの山にあの川にあの町に、こんな不思議なものたちがひそんでいることを知らなかったのです。でも、子どものころの私のとなりに、カッパや座敷童子やヤマハハがよりそっていてくれたように思えます。赤いランドセルをせおって山道を帰る私に、
「さっさど、帰れ!」
と、山の中から、だれかがいったような気がするのです。(編著者あとがきから)

遠野物語
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