白血病の11歳の男の子サムの日記。からっとかわいた筆致でぐっと読ませ、深い味わいにイギリスで大きな話題をよんだ一冊。
83年イギリス、ストックトン・オン・ティーズ生まれ。日本、ニュージーランド、オーストラリアなどを旅したのち、イギリスに戻って大学で哲学を学ぶ。バース・スパー大学大学院在学中に本書“Ways to Live Forever”の原稿が大学院の賞を受賞、出版につながる。本書でウォーターストーン児童文学賞最優秀賞を受賞。
おもな訳書に、『永遠に生きるために』(ニコルズ作)『ウェイサイド・スクールはきょうもへんてこ』(サッカー作)『その歌声は天にあふれる』(ガヴィン作)『セシルの魔法の友だち』(ギャリコ作)『オークとなかまたち』(メイビー作)『余波』(ロビンスン作)など。幸田敦子名義の訳書に、『穴』『道』(サッカー作)『千尋の闇』(ゴダード作)など。