

「三国志」「西遊記」と並んで中国四大名著「水滸伝」がガイドブック付きの読み物になりました。上下二巻の本文には有名場面と主要登場人物がイラストで載っています。また、ガイドブックには登場人物事典の他に108人の梁山泊好漢たちの人物評価表と、わかりやすいあらすじが付いています。「三国志」同様に登場人物の多いことで知られる「水滸伝」を深く味わうことができます。
下巻では、梁山泊の首領、晁蓋の死の後、宋江は富豪で文武両道に優れた盧春義を迎え、梁山泊は朝廷も一目置く一大勢力になります。宋江は徽宗と交渉し、全員が帰順。その後、遼国など宋朝をおびやかす周辺の勢力と闘い108人は戦いの中で、あるものは戦死し、またある者は梁山泊から離れていくのでした。
デザイン科を卒業後、上京。SF・ファンタジーの分野で多数の作品を手がける。主な仕事に『虚空の旅人』『蒼路の旅人』『不思議を売る男』『宝島』『幽霊の恋人たち』『西遊記』『フランダースの犬』『魔法使いハウルと火の悪魔』『ローワンと魔法の地図』などがある。
「水滸伝」のおもしろさは、何度も読むうちに、それぞれのキャラクターが、うごきだすことです。あなたのご贔屓のキャラはだれでしょう?