20世紀初頭のロンドンからアマゾンの奥地へ。ヨーロッパの文明と大自然が混在する世界で、少女マイアを待ち受ける恋と冒険の物語。
1925年、ウィーンに生まれる。幼年期に両親の離婚を経験。8歳の頃、ナチスの台頭によってイギリスに移住。生理学を学び、昆虫学者の夫と結婚したあと作品を書きはじめた。『夢の彼方への旅』でスマーティーズ賞金賞を受賞。幽霊や魔法使いが登場するファンタジーを中心に、その奇抜なアイデアとウィット、たくみな語り口が子どもから大人まで幅広い読者からの支持を集めている。2010年にニューカッスルの自宅で死去。おもな作品に『ガンプ 魔法の島への扉』『幽霊派遣会社』『黒魔女コンテスト』『アレックスとゆうれいたち』などがある。
英米文学翻訳家。白百合女子大学大学院終了。おもな訳書に、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『時の彼方の王冠』ジョーン・エイキン『心の宝箱にしまう15のファンタジー』キプリング『プークが丘の妖精パック』、クリス・ダレーシー『龍のすむ家』クリス・プリーストリー『モンタギューおじさんの怖い話』、メアリ・E・ピアソン『ジェンナ 奇跡を生きる少女』、エヴァ・イボットソン『幽霊派遣会社』など多数。