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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

編著: 渡辺仙州

絵: 石原依門

受賞歴:

  • 日本子どもの本研究会選定図書(2005)
対象年齢 小学校高学年から
ジャンル 読み物 > 古典・名作
サイズ(判型) 20cm×14cm
ページ数 362
ISBN 978-4-03-744490-7
NDC 923
発売日 2005年2月

定価:本体価格 1,600円+税

【偕成社在庫:なし】

全国の書店、またはネット書店などでご購入ください。

内容紹介

白娘(パイニャン)は、白蛇であったころの恩を返そうと天界から地上へ降りてきた。中国で400年にわたり語りつがれる純愛物語。

著者紹介

渡辺仙州

1975年、東京に生まれる。小中学生時代を北京ですごす。同志社大学大学院工学研究科を経て、京都大学大学院工学研究科博士後期課程満期退学。日本地下水学会会員。著書に『北京わんぱく物語』『闘竜伝』シリーズ、編訳書に『封神演義』『西遊記』『白蛇伝』『三国志』などがある。現在中国河南省在住。河南農業大学で日本語教師を勤めている。

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著者より

★刊行時に寄せられたメッセージです

『封神演義』『西遊記』に続く中国古典シリーズ第三弾として『白蛇伝』をお送りします。
『白蛇伝』といえば、「名前は聞いたことがあるけど内容はよく知らない」という方が多いのではないのでしょうか?
本書のあとがきにも書きましたが『白蛇伝』は口頭伝承ですので、ひとことで『白蛇伝』と言ってもその種類はさまざまです。基本的には、白蛇の精と薬売りの青年が恋に落ちるという「恋愛もの」です。
ところが『白蛇伝』は、ただの「恋愛もの」では終わりません。白蛇の精が強いがゆえに妖魔や神仙のたたかいに巻き込まれたり、法海という和尚が白蛇退治に乗りだしてきたりと、物語のノリは恋愛ものというよりも『封神演義』『西遊記』などのような「妖魔・神仙が入り乱れてたたかう痛快冒険活劇」です。
さまざまな妖術や武器が飛び交い、妖魔たちが跋扈する世界。中国の京劇で『白蛇伝』が人気なのも、中国武術を取り入れた戦闘シーンが数多く存在するからです。
日本では1958年に『白蛇伝』の劇場用アニメが公開されました。『風の谷のナウシカ』『ハウルの動く城』などで知られる宮崎駿監督は、高校生のころにこれを見てアニメーターを志したといわれています。筆者も数年前にビデオを借りて見ましたが、昔のアニメとは思えないぐらいによく動きます。日本では、このアニメで『白蛇伝』を知ったという方がほとんどではないでしょうか。もしご覧になられたのであれば、本書を読んで違いを楽しむのもいいかもしれません。
最後に、『封神演義』や『西遊記』に登場する神仙が『白蛇伝』にも出てきますので、それを見つけるのも面白いかと思います。神仙は中国のいろいろな古典作品に出てきますので、神仙に詳しくなると中国の古典作品がさらに楽しめます。
今年の4月に拙著の『三国志』(全5巻、絵・佐竹美保)が出版されますので、そのときにまたお会いしましょう。(渡辺仙州)

白蛇伝
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