「ぼく」と「てつ兄」は、同居の祖父と力を合わせて座卓を作るが……。初めて「老い」を見つめる兄弟のとまどいと成長を描きます。
福岡県生まれ。筑紫学園短大卒業。会社員や水泳連盟指導員などを経て、飯田栄彦氏の読書会に参加。これを機に創作をはじめる。1988年ミセス童話大賞優秀賞、1996年新見南吉童話賞優秀賞を受賞。そのほかの作品に『へそまがりパパに花束を』『たたみの部屋の写真展』がある。福岡県在住。
長崎市生まれ。45歳から独学で絵を描きはじめ、翌年雑誌「詩とメルヘン」のイラストコンクールで入賞、やなせたかし氏に認められ絵の世界に入る。2008年現代童画展新人賞受賞。そのほかの挿絵の作品に『たたみの部屋の写真展』がある。横浜市在住。
久しぶりに泣けて泣けて、一人でに涙が出て困りました。この素直な子どもたちの気持ちや、それをやさしく受けとめるお母さん、こわいようだけどいろいろ考えていてくれるお父さん、一生懸命、残りの人生をみつめるおじいさん。みんなそれぞれやさしくて、うれしくて、何故か涙がでて。すてきな話をありがとうございます。(愛読者はがきより)