ベトナム戦争で死んだ父のことを母は何も話さない。どんな人だったのか、ぼくをどう思っていたのか。家族の絆を探る少年を描く。
受賞歴:
主人公のパークが、死んだ父さんの実家に行き、そこにすむ、叔父や祖父、東洋人の少女に会い、徐々にいろんな謎が解き明かされていく。謎を解く全ての原因は、「ベトナム戦争」であった。それにより、みんな今もなお、傷つき、苦しみ、泣きながら、必死に生きている。戦争で傷つくのは、普通の人々なんだと、胸が痛くなる。登場人部みんなが、いとおしい。最後に、パークと少女と祖父の心が触れ合った瞬間、希望が見出せて、涙が止まりませんでした。(読者の方より)