

日本の古典には、落語やむかし話のもとになっている話が数多くおさめられている。『古事記』『今昔物語集』『徒然草』など、小中学生が敬遠しがちな古典作品から、子どもたちが興味をひく話をビジュアルを中心に紹介。わかりやすい解説と楽しく見れる「平安京」マップつき。第一巻は、鬼、餓鬼などが登場する「こわい話」を厳選した。
受賞歴:
古典の名作は、書名は知っているけれど、「言葉がわかりづらい」「物語が長くて最後まで読み進められない」「時代背景がわからないので、内容が理解できない」などの理由で、10代の読者には敬遠されがちです。
しかし、現在まで読みつがれてきたこれらの古典のなかには、「どこかで読んだことがある」「聞いたことがある」という話が見つかります。また、時代背景、文化、風習など、書かれた当時の興味深い人々のくらしを垣間みることもできます。
各作品の本編を読むのがむずかしい子どもたちに、このシリーズが、古典の本編を読んでみたいと思う“きっかけづくり”となれば幸いです。