江戸時代に生まれ、350年以上の歴史をもつ「落語」。現在では、小学校の教科書にもとりあげられ、「学校寄席」「子ども寄席」などで落語に親しむ子どもたちも増えています。このシリーズは、子どもたちになじみやすい演目をテーマ別に取り上げ、各噺のあらすじと観賞のポイントを紹介します。あらすじは、子どもたちがその噺を演じることができるよう台本の形をとり、落語のなかに登場する、暮らしぶり・職・食・祭り・江戸っ子気質をイラストなどを交え、わかりやすく解説、江戸の文化も学べます。第四巻の演目は、強情灸、子ほめ、三方一両損、小言念仏、天災、出来心、お血脈、だくだく、夏どろ、芋俵の10作品。
落語家。1984年、古今亭圓菊門下に入門。1993 年、女流初の真打昇進、古今亭菊千代を襲名。古典落語だけでなく、手話と一緒に楽しむ落語や創作落語も手がける。
武蔵野美術大学油絵科卒業。イラストレーター、画家。近年は映像も手がけ、DVDに「映像で綴る日本の詩歌 中原中也」や「平和絵本」を中央区平和バーチャルミュージアムで発信。また、画家として、日本の古典文学、怪談、能などの日本画作品でも知られる。主な作品に、『きんいろのライオン』『かさじぞう』『むらをすくったおに』『ハートボイス』『体験! 子ども寄席』などがある。