ミステリーの女王クリスティの傑作集、新訳版。エジプト古墳の発掘にかかわった人間が怪死する事件を描いた「エジプト墳墓の謎」など、名探偵ポワロが活躍する、初期の短編傑作6編を収録。
<収録作品>
エジプト墳墓の謎/マースドン荘の悲劇/ダヴンハイム失踪事件/猟人荘の怪事件/謎の遺言状/首相の誘拐事件
1890年イギリスのデヴォンシャー州に生まれる。1920年最初の推理小説『スタイルズ荘の怪事件』出版。1926年『アクロイド殺人事件』を発表、ミステリー作家としての確固たる地位をきずく。1976年没。代表作に『オリエント急行殺人事件』『そして誰もいなくなった』『ABC殺人事件』等多数がある。
1954年東京生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒。小・中学時代の3年間をアメリカ・イリノイ州ですごす。訳書に『赤毛のアン』『風の少年ムーン』『シャーロット・ドイルの告白』『レベッカ』などがある。