事件の真相をすぐにいいあてるおばあさん探偵ミス・ジェーン=マープル、おしどり探偵トミーとタペンス。推理小説4編と、超自然現象をあつかった幻想・怪奇小説2編を収録。
<収録作品>
【ミス・マープルの事件簿】青いゼラニウム/風変わりないたずら
【トミーとタペンスの事件簿】鉄壁のアリバイ/消えた貴婦人
【幻想と怪奇】ランプ/人形
1890年イギリスのデヴォンシャー州に生まれる。1920年最初の推理小説『スタイルズ荘の怪事件』出版。1926年『アクロイド殺人事件』を発表、ミステリー作家としての確固たる地位をきずく。1976年没。代表作に『オリエント急行殺人事件』『そして誰もいなくなった』『ABC殺人事件』等多数がある。
1931年東京に生まれる。日本SF作家クラブ会員。英米のミステリー、SFなどの紹介・翻訳につとめる。訳書として『アンネの日記』(アンネ=フランク)、『指に傷のある女』(ルース=レンデル)、『親指のうずき』(クリスティ)『アガサ・クリスティ推理・探偵小説集』など多数がある。