男たちが危機におちいるたび、救いの手をさしのべてくれた神秘の力。この謎の人物についにめぐりあう。その意外な人物とは? 「海底二万里」のヴェルヌが描く壮大な冒険小説。
1828年フランスの港町ナントに生まれる。一時法律の勉強をするが、20代のなかばに文学に専念。1863年<驚異の旅>シリーズの第1巻『気球に乗って五週間』が出版され。評判になる。以後『地底旅行』『月世界旅行』などつぎつぎに話題作を発表。世界的なベストセラー作家となる。1905年没。主な作品に『八十日間世界一周』『二年間の休暇』『海底二万里』『神秘の島(3部作)』などがある。
1935年東京に生まれる。早稲田大学大学院仏文科修了。関東学院大学名誉教授。訳書に『白い犬』『813』『三十棺桶島』『緑の目の令嬢』『二年間の休暇』『海底二万里』『神秘の島』『アルセーヌ・リュパン』など多数。