下巻には3月から7月までを収める。名高い「母をたずねて三千里」、身をなげだして祖母を救った「ロマーニャの血」など感動的な物語が収録される。世界中で読みつがれている名作の完訳版。
1846年、イタリアのリグリア地方で生まれる。作品に『クオレ』『労働者たちの女の先生』(1895年)『みんなの車』(1899年)ほかがある。
1921年山梨県に生まれる。東京大学言語学科卒業。北欧文学者・言語学者。東京教育大学教授等を歴任するかたわら、北欧文学の紹介につとめる。1967年没。著書に『言語学概論』『日本の外来語』『子どもにすすめたい本』(共著),訳書に『アンデルセン童話集』『グリム童話集』『ピノッキオの冒険』『本・子ども・大人』(共訳)など多数がある。