1947年、ポリネシア人の民族移動の新説を実証するべく、ノルウェーの学者ハイエルダールが南米のペルーから南太平洋の島までいかだコンチキ号で航海したときの貴重な記録。冒険物語としても楽しめる名著。
1932年、群馬県に生まれる。早稲田大学英文科卒業。青山学院大学名誉教授。英米児童文学の批評と紹介につとめ、評論、翻訳で広く活躍している。著訳書に『世界児童文学案内』『アーサー・ランサム全集』『アーサー・ランサムのロシア昔話』『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』『オックスフォード物語』など多数。
文化人類学を47歳から学び始めた私に、このハイエルダー流の冒険はすごい!発見だらけ。しかも52刷の本、ぜひ少年少女にも大学生にも読んでほしい。授業(文化人類学、比較文化論)にも用いる予定です。(60代)