内容紹介
わたし、沙良。バンドはじめました！
初心者だけど、担当はドラムで練習もがんばってる。
『忘れられた歌』ってとってもいい曲をみつけたから、
発表会でやろうと思ってるんだけど、
その曲は演奏してはいけない曲だといわれてしまって！？
近未来を舞台にえがかれる
ちょっぴり社会派ガールズバンド・ストーリー。
著者紹介
濱野京子
熊本県に生まれ、東京で育つ。『フュージョン』で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』で第25回坪田譲治文学賞を受賞。作品に『その角を曲がれば』『レッドシャイン』『碧空の果てに』『甘党仙人』『ヘヴンリープレイス』『くりぃむパン』『石を抱くエイリアン』『アギーの祈り』「レガッタ！」シリーズなどがある。
志村貴子
漫画家。1997年に『ぼくは、おんなのこ』でデビューしたのち、その作品は男女問わず人気を集めている。代表作『青い花』『放浪息子』がテレビアニメ化されている。作品に『かわいい悪魔』『娘の家出』『淡島百景』などがある。編集者より
さそわれて入ったバンドで、ドラムを担当することになった女の子が、バンド仲間やライバルたちと、音楽の楽しさにめざめるというストーリーにプラスして、この物語はちょっぴり社会派な側面も持っています。
主人公がみつけた『忘れられた歌』は、かつて演奏を禁じられたとされた曲でした。しだいに明かされる近未来の世界は、今を映しているのかもしれません。
読者のおたより
私は、アコースティックギターを習っているのでこの本に興味をもち、買いました！ バンド活動するだけの話だと思ったら近未来の話、対しょう的な2つのバンドが登場する話でおどろきました。莉桜ちゃんと涼香さんのふくざつな友情や漣、友麻、葵衣、美宙ちゃん、池上さん、ママ、パパの言葉も心に残りました。（12歳）
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