

見知らぬ町で途中下車することになったフランツは、駅で聞いた「深夜画廊」という名の書店に心ひかれた。夜間専門の古本屋で、2階は画廊になっているらしい。なにげない思いでその店をたずねたフランツは、そこで運命を変える不思議な体験をすることに。
『ドローセルマイヤーの人形劇場』(あかね書房)、『アルフレートの時計台』(偕成社)に続く、ドイツの架空の町、イェーデシュタットを舞台にした幻想譚。
愛知県生まれ。イラストレーター。絵本に『おなじのどーれ?』、「ぶたぬきくん」シリーズ、児童書の挿し絵に「なんでもコアラ」シリーズ、『日曜日の朝ぼくは』『クリスマスをめぐる7つのふしぎ』『夜空の訪問者』『ぼうけんしよう お金のせかい』『アルフレートの時計台』などがある。