

「最後の場面のあまりのうつくしさに言葉をうしなった。私たちは覚えている、子どもからゆっくりと大人になっていく、あのちっともうつくしくない、でも忘れがたい、金色の時間のことを。」角田光代
基地の町にすむ小学6年生の楓と中学1年生の紀理。自分をとりまく世界に一歩ずつふみだしていく少女たちをみずみずしく描いた児童文学。
受賞歴:
楓と自分を重ね合わせていました。楓も、私も、少し大人びた友達の姿に驚き、とまどい、切なさを感じ、やがて自身も大人へと進んでゆく。その姿に感動しました。
(愛読者はがきより)