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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

矢島 稔 わたしの昆虫記4

樹液をめぐる昆虫たち

著: 矢島稔

絵: 川島逸郎

受賞歴:

  • 全国学校図書館協議会・選定図書(2005)
  • 日本図書館協会選定図書(2005)
  • 産経児童出版文化賞(2006)
対象年齢 小学校高学年から
ジャンル 読み物 > 伝記・ノンフィクション
サイズ(判型) 22cm×16cm
ページ数 147
ISBN 978-4-03-617140-8
NDC 486
発売日 2005年9月

定価:本体価格 1,600円+税

【偕成社在庫:なし】

全国の書店、またはネット書店などでご購入ください。

内容紹介

なぜ、樹液の出る木と出ない木があるのか? 著者は最近注目されたボクトウガの幼虫の飼育に成功。長い間の謎に迫った力作。

著者紹介

著者より

★刊行時に寄せられたメッセージです

この本は、いつものように私自身が野外で観察して、たしかめたことをまとめてあります。今回は雑木林と、そこに生きる昆虫たちの話から、樹液の出るしくみまでを調べました。
そして、とくに樹液の成分を、広島大学の本田計一先生に依頼して教えていただきました。
そのうえ、ボクトウガ幼虫の新しい生態が、香川大学の市川俊英先生によって発表されたので、それをたしかめるために、夜の雑木林の中で息をひそめ、シャッターを切り、最後は幼虫を採集して、室内で飼ってたしかめました。
樹液には、カブトムシやクワガタをはじめ、たくさんの昆虫が集まりますが、なぜ、樹液の出る木と出ない木があるのか、長い間の謎でした。わたしは、幼虫を飼育することで、クヌギやコナラの木の中にボクトウガの幼虫がいれば、まちがいなく樹液が出ることを確認したのです。このため、3年がかかりました。
ところが、このあいだに、まさかクワガタやカブトムシが主役になっている「ムシキング(甲虫王者)」というゲームができ、子どもたちが映像を前に夢中になってキーをたたく現象がおこっていようとは思ってもいませんでした。
幸か不幸か、そういうときに、この本を出す結果となりましたが、ゲームのあとに雑木林に行って樹液を探してください。形が小さくても実物は迫力があるし、やっぱり実にかわいいものです。
それで昆虫に興味を持ち、昆虫少年がひとりでも多くなれば、わたしがこの本を書いたことは無駄ではなかったと思います。(矢島稔)

樹液をめぐる昆虫たち
樹液をめぐる昆虫たち