古道具店で働く謎の男は、店の品物の由来を語って、客をその品物に夢中にさせた。古道具にまつわる11編の不思議な連作短編集。
1951年、イギリスに生まれる。本名ジェラルディン・ジョーンズ。出版社につとめたのち、作家となる。作品に『ジャッコ・グリーンの伝説』『海賊の息子』『空からおちてきた男』『ペッパー・ルーと死の天使』など多数。また翻案作品に『シェイクスピア物語集』がある。『不思議を売る男』でカーネギー賞とガーディアン賞を同時受賞。
1954年、岡山県に生まれる。法政大学教授、翻訳家。おもな訳書に『かかし』『のっぽのサラ』『ジャングル・ブック』『宝島』『幽霊の恋人たち』『不思議を売る男』『墓場の少年』『武器よさらば』『バージャック—メソポタミアンブルーの影』『バージャック—アウトローの掟』など多数。
デザイン科を卒業後、上京。SF・ファンタジーの分野で多数の作品を手がける。主な仕事に『虚空の旅人』『蒼路の旅人』『不思議を売る男』『宝島』『幽霊の恋人たち』『西遊記』『フランダースの犬』『魔法使いハウルと火の悪魔』『ローワンと魔法の地図』などがある。
謎の男MCCが置き時計や鏡など様々なものにまつわる物語を話、それらを売ったり売らなかったりするというストーリーなのですが、私もお客やエイルサと同じように彼の話にひきこまれました。また読みたいと思っていましたが機会がなく、誕生日に贈られたのをきっかけに少しずつ読み進めています。大好きな本の一つです。(読者の方より)