20世紀なかば以降、太陽系内の惑星には探査機が飛び、太陽系の外の惑星には高性能の望遠鏡が向けられ、探査と研究が進んでいます。そうした探査や研究を紹介しながら、宇宙の生命とはなにか、その起源や謎に迫ります。
受賞歴:
いま「アストロバイオロジー」という学問が急激に発展、研究されています。宇宙生物学とも訳されるこの学問は、人間はどこからきて、どこへ行くのか、そうした疑問を、宇宙へ目を向けて解決していこうという学問です。太陽系内で生命のいそうな星、太陽系外の惑星で大気や水のある星などを探査・観測することで、生命とはなにか、人間はどこからきたのか、を解き明かそうとしています。この本では、探査機による惑星探査、望遠鏡による系外惑星探し、電波望遠鏡による知的生命体探しなどを、美しい写真や迫力のあるイラストなどで紹介していきます。また生命のいる唯一の星である地球の生命の歴史を見ていくことで、どんな形であれば生命は誕生し、存在しうるのか、なども紹介します。