クモの巣の形からクモの種類がわかる、世界初の、クモの巣図鑑。身近に見られる約40種類のクモの巣を、巣の形の特徴によって7つに分類。巣の大判写真とともに、その形からわかる、巣をつくったクモを解説。見つけた巣の検索は、形のほかに、巣のある場所や大きさでも可能。変わった巣をつくるクモのほか、クモはなんのために巣をつくるのか、どうやって巣をつくるのか、クモの糸のふしぎなど、クモの巣のひみつも大公開。
1952年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部理学科卒業。東京都の私立中学・高等学校教諭を経て塾講師。兄の新海栄一氏(クモの研究家/生態写真家)の影響を受けて中学生のころからクモに親しみ、大学卒業後もクモの研究を続ける。専門はクモの網構造と機能の研究。著書に『クモの網』(共著)、『クモの巣と網の不思議』(共著)、『クモ・ウォッチング』(共訳)、『クモのはなし』(共著)、『動物のくらし』(共著)、『おどろきのクモの世界』(共著)などがある。
1956年、神奈川県生まれ。筑波大学第2学群生物学類卒業後、神奈川県立野庭高校教諭、七里ガ浜高校教諭を経て、現在、東京大学農学部生物多様性科学研究室支援員、東京環境工科専門学校講師。理学博士。日本蜘蛛学会評議員。専門は、クモ類の系統分類学的研究。著書に『沖縄クモ図鑑 珍しい沖縄のクモ217種!』『クモの巣と網の不思議』(共著)『日本産コガネグモ科ジョロウグモ科アシナガグモ科のクモ類同定の手引き』『日本産クモ類』(共著)などがある。
ジョロウグモの巣を見て、なんて美しい!と感じました。複雑で繊細な模様は、見ていて飽きることはありません。またクモの生態やどうやって巣を作るかなど、興味が尽きない1冊でした。(読者の方より)