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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

森の写真動物記1

けもの道

著・写真: 宮崎学

受賞歴:

  • 全国学校図書館協議会・選定図書(2007)
  • 日本子どもの本研究会選定図書(2006)
  • 日本図書館協会選定図書(2006)
対象年齢 小学校中学年から
ジャンル 知識の本 > 総合学習に役立つ本
サイズ(判型) 29cm×24cm
ページ数 40
ISBN 978-4-03-526810-9
NDC 480
発売日 2006年10月

定価:本体価格 2,000円+税

【偕成社在庫:なし】

全国の書店、またはネット書店などでご購入ください。

内容紹介

「けもの道」を山の頂からふもとまで、無人撮影のカメラでじっくり観察。森の動物たちの、いきいきとしたくらしが見えてきます。

著者紹介

宮崎学

1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。『けもの道』『鷲と鷹』で動物写真の世界に新風を巻き起こす。現在、「自然と人間」をテーマに社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として日本全国を舞台に活躍中。そのほかの作品に『柿の木』『ツキノワグマ』などがある。

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著者より

★刊行時に寄せられたメッセージです

日本に棲む野生動物の撮影は、世界でもピカイチほどに難しいと思います。
彼らは警戒心も強いし、地味な毛色をしているものも多く、ひっそりと生活しているから出会うだけでも大変です。そうした動物を作品レベルまで持ちあげて撮影するには、さらに高度な技術が必要となります。そんなことから、動物のもつ派手さや撮影の手軽さを求めて、アフリカとかアラスカ、カナダといったような外国へ出かけてしまう人も少なくありません。
しかし、日本の動物は難しいからこそ、それに向かっていく楽しさがあります。そしてなによりも、日本という国の大自然のなかに、昔から営々と生きてきた歴史をもつ生きものばかりですから、彼らを知ることは、すなわち彼らの土俵である、四季がはっきりしている日本の「自然」のしくみ、を知ることとなります。
こうして、自然を知ると、あらゆる植物や動物たちが絶妙なコンビネーションで関係しあいながら、生命をまっとうしていることに気づきます。
そこで、いつも観察をつづけながら、次にはどのような「絵コンテ」を描いてみるかと夢をみます。そうした夢があると、あとは時間をかけてじっくりと撮影です。ときには、カメラを手づくりの防水ケースにいれて、一年間以上も野ざらし状態にしながら、一回だけのシャッターチャンスを待つこともします。また、撮影目的によっては、それ専用のカメラに改造してしまうことまでしてしまいます。
こうするのも、野生動物たちとは「何月何日の何時何分に来て、ポーズをとってください。」なんて人間と交わすような約束ができないからです。言葉の通じない動物を相手にするには、待ちにまって、ただひたすら時間をかけるしかありません。
ボクの写真動物記は、いつもこうして作品がうまれていくのです。(宮崎 学)

けもの道
けもの道