作者の体験から描かれた、広島の原爆にまつわる物語。登校の途中で閃光にあったゆみ子は、生き地獄と化した街をさまよいます。
1923年、大阪に生まれる。早稲田大学仏文科卒業。著者に『ハコちゃん』『そらのひつじかい』『ゆみ子とつばめのおはか』『肥後の石工』(国際アンデルセン賞国内賞・日本児童文学者協会賞他)『浦上の旅人たち』(野間児童文芸賞他)『光と風と雲と樹と』(小学館文学賞)『すみれ島』などがあり『今西祐行全集』(全15巻)に集大成される。2004年没。
1929年東京に生まれる。1950年頃より絵本・児童書のさし絵の仕事にたずさわり、1961年小学館絵画賞を受賞する。主な作品に『なしとりきょうだい』『おやゆびひめ』『ゆみ子とつばめのおはか』
などの絵本がある。