

学校をテーマに、すべてひらがなでかかれた詩と、とぼけたあじわいの絵が楽しい絵本。大きな声で読むと、さらに楽しくなります。
受賞歴:
★刊行時に寄せられたメッセージです
こんにちわーねじめです。
今度、『がっこうのうた』というタイトルのことばの絵本を出すことになりました。絵はいとうひろしさんです。私といとうさんの共通点はとことんやらないと済まないところです。私のことばも書いているうちにどんどん長くなって過剰になってくるし、いとうさんの絵も乗ってくると、どんどん過激になってきます。このことばの絵本は過剰と過激の共演といっても過言ではありません。
学校を選んだのはこどもたちの共通の舞台だからです。学校を舞台にしたオハナシならばたくさんのこどもたちがこちらを向いてくれるはずです。
私は受けたい人間です。大人だけでなく、子どもにも受けたいです。それもとことん受けたいです。『がっこうのうた』はこどもたちの野放図さをこれでもかこれでもかと刺激したつもりです。こどもたちが読んだら、我を忘れて、笑い転げてへろへろになって、アゴも外れて、お尻の穴もゆるまり、腰が抜けて立ち上がれなくなって、翌日学校を休むぐらいめっちゃくちゃ笑ってほしいです。
いや目で読むだけでなく、おもいっきり声にも出して、ことばとリズム、ことばと身体の響きを感じ取り、実はことばと身体とはくっついていることがわかってもらえば、最高の喜びです。
どうもーねじめでした。(ねじめ正一)