いじめによって傷つき、登校もしなくなった私の妹は心を閉ざしてしまった。差別こそが戦争へつながると訴えかける絵本。
私は公立の中学校教師です。
この本を同僚に紹介されて読みました。
ジワジワ込み上げてくる怒りと悲しさを抑えきれず、もう次の日には教室で読み上げていました。
命って何?
いじめって何?
平和って何?
教師である私が正解を言うべきかもしれませんが、私は正解を知りません。というか、模範解答では埋め尽くせない疑問がこの本からは生まれてくるのです。
子供たちも私と同じようで、その感じた痛みをどう表現したらいいのかわからず、涙目になっていました。
今、いじめの問題が大きく取り上げられていますが、特効薬なんてありません。
でもこの本を読むことで、純粋な子供たちの心にいじめの非情さを伝えることはできます。
私は多くの先生方にこの本を読んでいただき、多くの児童生徒たちに紹介され、少しでもいじめが減少してくれればと願います。
(読者の方より)
小学校で絵本読み聞かせをしています。「いじめ」の本当にあったお話、よみはじめるとシーンとなり、悲しそうな顔になります。作者の思いがそのまま大勢の子どもたちにひびきます。このほんを知って書店に注文しました。(60代)