たつまきにあったドロシーは、子犬のトトといっしょに、家ごと、空にまきあげられてしまいました。
家がおちたのは、魔法使いや魔女たちのいるオズの国。わらでできたかかしに、ブリキのきこり、それに弱虫なライオンと友だちになったドロシーは、オズ大王に会って、カンザスに帰してもらうため、みんなで、エメラルドの都をめざします。
岸田衿子のはずむような文章と堀内誠一のカラフルなイラストで、ファンタジーの古典をあざやかに絵本化した愛蔵版。
東京に生まれる。東京芸術大学油絵学科を卒業。詩集『ソナチネの木』エッセイ集『草色の切符を買って』、絵本『かばくん』、『ジオジオのかんむり』、『木いちごつみ』、『かぞえうたのほん』など著作多数。2011年没。
1932年、東京に生まれる。雑誌のアート・ディレクションを中心に、デザイン、イラストレーションの世界で幅広く活躍。最初の絵本『くろうまブランキー』以降、『ぐるんぱのようちえん』『たろうのばけつ』など著作多数。1987年逝去。