ジェインは、大切なピンクの毛布を鳥に持っていかれ悲しみます。愛用の毛布に心をよせる女の子の幼い心理をとらえた幼年童話。
受賞歴:
わたしには、ジェインの気持ちがよくわかります。わたしもジェインのようにまくらがストーブで茶色くなってやぶけても、チョコレートがついてもまくらが大好きです。わたしは『ジェインのもうふ』はとてもすてきな本だと思います。アル・パーカー様とアーサー・ミラー様すごいですね。(8歳)
すり切れてボロボロになってしまうぐらい大好きで手離せないもの。そんなものが子どもの頃、私にもあったなあ…と。たとえ消えてなくなっても、誰かの手に渡っても、形を変えても…。思い出の中で“生き続け、在り続けるという事”“形在るものは永遠に続くとは限らない”人間の一生然りです。自分を温かく包みこんでくれる全ての人やものに感謝ができるステキなお話だと思います。5歳の娘もこの絵本に興味を持って聞き入っています。(5歳・お母さまより)