ナマコのばあちゃんは のんきに くらしてた。
ふにゃーとして ぽてーとして ゆーっくり。
みのまわりに あるもんを、たべて だして のーんびり。
あるひ、うみのそこが ブルンッと みぶるいして、
うみのみずが もんどりかえった。
めちゃくちゃに なった うみのなかで、
ギュウウウウと みを かたくした ばあちゃんは……?
ダイナミックな展開にぐいぐい引きこまれる、迫力の絵本!
受賞歴:
ナマコが海をきれいにしていることを初めて知りました。75歳になっても、知らない事が星の数ほどあります。と言うより、知っていることなど海の砂粒一握りより少ない。ナマコに強烈に引きつけられたので、『ナマコは平気! 目・耳・脳がなくてもね!』(一橋和義・さくら舎)と『ナマコ天国』を買ってみようと思っています。老人ホームの一室で、認知症ですべてを忘れてしまう主人と暮らしていますが、本を読んでいる間は、広い世界をのぞくことができます。(70代)