





ミケばあちゃんは、はるばあさんがやっている駄菓子屋でくらす三毛猫です。店の床下には、ミケばあちゃんがこわれたおもちゃを直す「おなおしや」がひそかに営まれていました。お客さんが減った駄菓子屋をはるばあさんが閉めると知ったミケばあちゃんは、おなおしやに運ばれてくるおもちゃたちと一計を案じますが……。床下の世界を迫力満点に描いた1冊です。
受賞歴:
絵本の名前(タイトル)に惹かれて購入しましたが、内容も絵も親子で大ハマりしました!!お店ののれんや店前のベンチのイラストが床下のミケばあちゃんのおなおしやの棚にならんでいるのを子どもたちが発見したり、昔あそびの導入にもなり、実際にゴムひこうきやめんこを購入し、遊ぶきっかけにもなり、さらに家族で楽しめました。私自身も、新しいおもちゃもいいけど、電池を使わずに遊べるおもちゃが大好きなので、絵本を通して子どもたちに良さが伝わった気がして嬉しかったです!!ありがとうございました。(6歳・お母さまより)
上野のブックフェスタで購入しました。素敵なイラストありがとうございます!カラフルだけど目が疲れない色彩と大胆な構図が大好きな作家さんの最新作、ノスタルジックな絵本で、最後はハッピーエンドなのですが、大人はちょっぴり切なさが残るような、年齢によって感じ方が色々ありそうな作品でした。布とあずき、竹と紙でできたおもちゃ達、SDG’sの波に乗って見直されたらいいなー!相変わらず細かい背景は思わず見入ってしまいます。あと、やる気をなくしたミケばあちゃんの脱力感が最高!!(9歳・お母さまより)
絵本は子どもだけのためのものではありません。誰の心の中にも、子どもが住んでますから。質感のわかる、すばらしい絵。ページを開くとなつかしい家のたたずまい。オイルミルクは、尾崎先生の『きしゃのゆ』にでてくるし、看板のおにろうやおしいれじいさんも尾崎先生のファンにはなつかしい。自分で作ったものを大切に直して使う。それを次の世代に伝えて行くことの大切さがリアリティをもって描かれていて好きです。(70代)
猫が出てくる絵本が好きで、集めています。ちょっとふてぶてしいような、味のある“ミケばあちゃん”のお顔と懐かしいような絵柄でありながら意外とビビッドな色づかいに魅力を感じて買いました。おなおしをしながら大事に物を使うことを、改めて教えてくれる良い絵本でした。新しい物、便利な物に流れていきがちですが、「SDGs」が話題になっている今、この絵本は大人も読んでみて、古い物を大事に使うことの良さ、大切さを気付くのも良いと思いました。良い絵本を出版してくださってありがとうございます。(20代)