もうずっとながいこと、古い家の屋根裏部屋でひとりでくらしてきたおばけがいました。おばけは体を小さくすることもできるし、ガラスのように透き通ってみえなくなることもできます。もちろん飛ぶことだって! でも、屋根裏部屋の外に出るのは少し怖くて、ほとんど外に出たことはありませんでした。でもある夜、あんまり月がきれいだったので、外に飛び出して家の周りを一周分だけ、夜空を飛んでみました。すると、次の日から、この家に住む小さな女の子が屋根裏部屋にやってくるようになったのです。おばけは、せっかく自分一人で居心地が良かった部屋なのに、とごきげんななめです。女の子がこなくなるように、みえなくなってつついてみたり、紙袋をかぶって飛んでみたり、おばけならではの技であれこれとやってみるのですが……。木炭鉛筆で緻密に描かれた絵本です。
受賞歴:
3歳の息子と書店に行き、本を選んでもらったら「これにする!」と持ってきました。「怖いんじゃないの?」「他のはどう?」と聞いても「これがいい!」と離さず、購入しました。家で読んでみると、おばけがとてもかわいく、夢中になって何度も読まされました。おばけのポーズをマネしたり、「おうちにもいるかな?」とワクワクしたり。息子の直感(?)にしたがってよかったです。(3歳・お母さまより)
この本ははじめて友だちをつくったといううれしさと楽しさをおしえてくれました。どんないじわるをしようかな?からどんな遊びをしようかなにかわって友だちというのはいいものだなと思いました。(9歳)
〝おばけ〟、かわいいですね。孫がお泊りの時に読んであげたり、自分で読んだりと楽しんでます。仲良くなった二人がこれからどんな遊びをするのか楽しみですね。(8歳・お祖母さま)
おばけの話が大好きな4歳の女の子へと書店で手にしました。まずはじっくりと読んで…とページを操るうちに、すっかりしおたにワールドにのめり込んでしまいました。大福餅のように柔らかそうなおばけが大好きです。窓際で考えているおばけのホワンとした感じを読み聞かせで共有したいです。(読者の方より)
うちのやねうらべやもさがしてみたけど、おばけいなかったよ。かわいいおばけにあいたいな。(7才)
背表紙のタイトルと、かわいいおばけの正座したイラストにひかれ手に取りました。そして帯のタイトルも素敵でした。(ともだちができる…感じだ)そして待ちに待った新作!という文字も隣の前作の絵本紹介記事をみておぉ〜なるほど〜そうだったのか〜と喜びが。しおたにまみこさんなんだと。おばけが窓辺に寝転がりそんなことをかんがえていると…あしたがとてもたのしみになりましたのシーンがかわいいです。(読者の方より)
おはなしもすてきですが、繊細で丁寧な絵がとてもすばらしいです。細部にわたって実に細やかに優しく描かれています。小さな子たちはいろんなところに目をこらして絵本をみますから楽しく、想像力を膨らませてくれるでしょう。おばけと女の子の無垢な友情の芽ばえ、いいですね! 沢山の子どもたちに楽しんでもらいたいです。(70代)
おばけの絵本が大好きな娘が店頭で「かわいい!」と一目ぼれして購入しました。「足があるおばけ=おしりがある」という発想で「おしり見えちゃってるいるよ!」と心配したり、お団子の様に丸くなって悩む姿を面白がっていました。(6歳・お母さまより)
『たまごのはなし』を読んで、とてもお話しもおもしろく、絵も独特で素敵で気に入ってから『そらからきたこいし』を購入し、Youtubeで『やねうらべやのおばけ』の読み聞かせをみて、やはり絵本で何度も読みたいと娘からせがまれ購入しました。おばけのマネを娘がしていて、とても気に入っております。続きがあるといいねって娘が言っておりました。次の作品も楽しみにしております。(5歳・お母さまより)
おばけは怖くなく、仲良くなれるんだと思えるとても可愛い絵本だと思います。おばけの絵もとてもキュートで、“屋根裏部屋に来てほしくない”という設定もステキです♡(2歳・お母さまより)
カタログで本をえらびました。そのときに、娘が、「おばけがいい!!」って(笑)「こわくない?」って聞いたら、「こわいけど見るのー」って。自分の子供のころを思い出しました。こわいけど見たい!!!人ってスリル好きですよね…(笑)(3歳・お母さまより)
おもしろかったです。だんだんちいさくなれるなんてすごいとおもった。そらをとべるのもすごい。♥★(6歳と8歳)
しおたにまみこさんの「さかなくん」がとっても気に入ったので続けて購入しました。このぶんでは、しおたに作品を全部買ってしまいそうです。「屋根裏部屋には来ないでね」と言いに行ったのに子ども部屋に誘われたらうれしくて眠れなくなっちゃう。実際こんな子いるね。自分でもこんな事あった気もする。最後のページの2人のシーンに本当に幸せな気分になります。(60代)
初めての友達ができたおばけと女の子の少しドキドキしているようなムズムズしているような関係がとても好きです。そのうちやねうらべやで待ち合わせする日も来るのかなと子供に読みながら想像しました。子どもたちは少し怖いようなワクワクするような表情で聞いていました。(6歳・お母さまより)
しおたにまみこさま とてもかわいいおはなしでした。わたしも、おばけのように、そらをとべたらいいな。と、おもいました。うらやましいことがいっぱいです。(7歳)
今、おばけを恐がる年齢になってきていますが同時に興味もあるようでおばけの絵本や登場シーンをよく見ています。本人にとっては同じ年頃の女の子が出てくるので自分と重ね合わせるのか何度も読んでほしいと言ってきたり自分でめくっています。友達になるというオチに本人はどう思ったのでしょうか…?大好きな一冊になりそうです!(2歳・お母さまより)
やねうらべやのおばけはおもしろかった。小さくなるところがびっくりした。やねうらべやのおばけ大好き。(8歳)
子どもが大好きです。何度も読んでますが、一人で絵だけをながめては、想像したり、最後のページでは、女の子とおばけがどんな会話をしているのかを考えたりしています。色が少ない分、想像力をかき立てられるようで、子どもは色んな事を想像し考えながら見ています。(ピンポイントギャラリーに見に行けなかったのがくやまれます。)原画展がまた開催されるなら、是非行きたいです。そして、子どもは、おばけとたまご、マシュマロのキャラクターが大好きです。グッズ化されたら良いなあと願っています。素敵なお話をありがとうございます。(2歳・お母さまより)