わたしたちのまわりには、何万も何百万も何千万も、いろんなものがいーっぱいある。
星や車や動物たちや貝がらや家や……だけど、どんなにさがしても、あなたも私もひとりしかいない。
ほっこりしたあたたかい絵とシンプルな言葉で、ひとりひとりがかけがえのない存在であることを伝えています。
『てぶくろがいっぱい』『いっしょならもっといい』のスロボドキンによる、1955年の絵本作品を初邦訳。
(1903〜1975年)アメリカ生まれ。美術学校を卒業後、彫刻家として活躍。『元気なモファットきょうだい』の挿絵を手がけたことから、子どもの本の仕事をはじめる。絵本『たくさんのお月さま』でコルデコット賞を受賞。『百まいのドレス』『王さまとかじや』『スーザンのかくれんぼ』『ねぼすけはとどけい』『てぶくろがいっぱい』『ねむれないふくろうオルガ』『いっしょならもっといい』などの絵本を出版するとともに、作家としても活躍し、『りんごの木の下の宇宙船』などの童話も多数のこしている。