icon_newWindow_01 icon_arrow_01_r icon_arrow_01_l icon_arrow_02_b icon_pageTop_01 icon_close_01 icon_search_01 icon_twitter_01 icon_facebook_01 icon_facebook_01 icon_youtube_01 icon_line_01 icon_arrow_down icon_link icon_error icon_download

月〜

※単月で探したい場合は、終わりも同じ年月を入力してください。

-

-

書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

おばあちゃん、ぼくにできることある?

おばあちゃん、ぼくにできることある?

画像を拡大する

おばあちゃん、ぼくにできることある?

対象年齢 5歳から
ジャンル 絵本 > 外国の絵本
サイズ(判型) 26cm×26cm
ページ数 29ページ
ISBN 978-4-03-348430-3
NDC 726
発売日 2019年9月

定価:本体価格 1,500円+税

【偕成社在庫:あり】

全国の書店、またはネット書店などでご購入ください。

紹介記事へ(Kaisei web)

内容紹介

ぼくの なまえは、オスカー。
ぼくには、せかいいち すてきな
おばあちゃんが いる。
ぼく、おばあちゃんのことが
だいすきなんだ。

公園で遊んだり、絵本を読んだり、
楽しい時間をいっしょにすごしてきたおばあちゃんが、
このごろ、いろんなことを覚えられなくなってきた。

認知症になったおばあちゃんや、
おばあちゃんが引っこすことになった介護施設のようすを
主人公自身のことばでつづるあたたかい絵本。

介護施設で働いていた作者の経験から生まれた本書の
巻末には、認知症について話しあうきっかけとなるよう、
解説を掲載しています。

著者紹介

ジェシカ・シェパード

イギリス南部にあるファルマス大学でイラストレーションを学びながら認知症の施設ではたらく。卒業後、子ども時代をすごした北部の田舎町にもどり、絵本の製作をはじめる。介護の経験を生かし、絵本づくりをとおして、人びとの生活を明るく楽しいものにしたいと願っている。本書がデビュー作。子どものころの思い出は、きょうだいといっしょに、虫入りのどろまんじゅうや、花びらと酢で香水をつくって遊んだこと。

この著者の書籍一覧を見る

おびかゆうこ

東京生まれ。国際基督教大学語学科卒。出版社勤務、ドイツ留学を経て、現在は子どもの本の翻訳にたずさわっている。翻訳絵本に『かあさんふくろう』『クリスティーナとおおきなはこ』、児童書の訳書に『かわいいゴキブリの女の子メイベルのぼうけん』『ミミとまいごの赤ちゃんドラゴン』などがある。

この著者の書籍一覧を見る

著者より

訳者のことば

この絵本の主人公、オスカーには、毎日いっしょに遊んでくれる、大好きなおばあちゃんがいます。ところが最近、おばあちゃんの様子に「おかしいなあ」と感じることが多くなってきました。忘れっぽくなったり、今までできていたことができなくなったり。そんなおばあちゃんを、オスカーは一所懸命手伝おうとします。でも、おばあちゃんは、とうとう専門の施設へ引っ越すことに……。お父さんに連れられ、おばあちゃんの「あたらしいおうち」を訪ねるオスカー。以前との違いにとまどいながらも、新しい環境を受け入れ、再びおばあちゃんとの楽しい時間を見つけていきます。

最初と最後のページには、それぞれ、オスカーとおばあちゃんが、ぎゅっと抱き合っている絵があります。なにがあっても、いちばん大切な思いは変わらないということが、二人の姿からしみじみと伝わってきます。

この本は、”Grandma”というタイトルで、2014年にイギリスで出版されました。絵日記のようにオスカーが語る本文には、認知症という言葉は出てきません。少しずつ変わっていくおばあちゃんの様子や、オスカーの心の揺れが、ほのぼのとした明るい絵と、素直な、やさしい言葉で表現されています。

認知症かどうかではなく、目の前にいるおばあちゃん自身をしっかり見つめて、つねに小さな手を差しのべようとするオスカー。日本語版では、そんなオスカーの気持ちをよく表している、『おばあちゃん、ぼくにできることある?』という言葉をタイトルにしました。

感傷的になるより、実際にできることから始めようという、前向きで、実践的なところも、この本の大きな魅力だと思います。巻末の解説もふくめて、子どもたちといっしょに読んでいただければ幸いです。

認知症を子どもにとって身近なものにしたい、という思いからこの本は生まれました。その思いが、ここ日本でもきっと叶うことを心から願っています。

 

おびかゆうこ

読者のおたより

曽祖母がこのお話のおばあちゃんと同じような状態です。そのため、私と話をしながら(質問など)読み進めました。曽祖母にとり、6歳の子どもは生きる励みになっています。(6歳・おばあさまより)

おばあちゃん、ぼくにできることある?
おばあちゃん、ぼくにできることある?