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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

おばあちゃん、ぼくにできることある?

おばあちゃん、ぼくにできることある?

おばあちゃん、ぼくにできることある?

定価(本体価格) 1,500円+税
偕成社在庫 わずか
対象年齢 5歳から
ジャンル 絵本 > 外国の絵本
サイズ(判型) 26cm×26cm
ページ数 29ページページ
ISBN 978-4-03-348430-3
NDC 726
発売日 2019年9月

内容紹介

ぼくの なまえは、オスカー。
ぼくには、せかいいち すてきな
おばあちゃんが いる。
ぼく、おばあちゃんのことが
だいすきなんだ。

公園で遊んだり、絵本を読んだり、
楽しい時間をいっしょにすごしてきたおばあちゃんが、
このごろ、いろんなことを覚えられなくなってきた。

認知症になったおばあちゃんや、
おばあちゃんが引っこすことになった介護施設のようすを
主人公自身のことばでつづるあたたかい絵本。

介護施設で働いていた作者の経験から生まれた本書の
巻末には、認知症について話しあうきっかけとなるよう、
解説を掲載しています。

紹介記事へ(Kaisei web)

著者より

訳者のことば

この絵本の主人公、オスカーには、毎日いっしょに遊んでくれる、大好きなおばあちゃんがいます。ところが最近、おばあちゃんの様子に「おかしいなあ」と感じることが多くなってきました。忘れっぽくなったり、今までできていたことができなくなったり。そんなおばあちゃんを、オスカーは一所懸命手伝おうとします。でも、おばあちゃんは、とうとう専門の施設へ引っ越すことに……。お父さんに連れられ、おばあちゃんの「あたらしいおうち」を訪ねるオスカー。以前との違いにとまどいながらも、新しい環境を受け入れ、再びおばあちゃんとの楽しい時間を見つけていきます。

最初と最後のページには、それぞれ、オスカーとおばあちゃんが、ぎゅっと抱き合っている絵があります。なにがあっても、いちばん大切な思いは変わらないということが、二人の姿からしみじみと伝わってきます。

この本は、”Grandma”というタイトルで、2014年にイギリスで出版されました。絵日記のようにオスカーが語る本文には、認知症という言葉は出てきません。少しずつ変わっていくおばあちゃんの様子や、オスカーの心の揺れが、ほのぼのとした明るい絵と、素直な、やさしい言葉で表現されています。

認知症かどうかではなく、目の前にいるおばあちゃん自身をしっかり見つめて、つねに小さな手を差しのべようとするオスカー。日本語版では、そんなオスカーの気持ちをよく表している、『おばあちゃん、ぼくにできることある?』という言葉をタイトルにしました。

感傷的になるより、実際にできることから始めようという、前向きで、実践的なところも、この本の大きな魅力だと思います。巻末の解説もふくめて、子どもたちといっしょに読んでいただければ幸いです。

認知症を子どもにとって身近なものにしたい、という思いからこの本は生まれました。その思いが、ここ日本でもきっと叶うことを心から願っています。

 

おびかゆうこ

曽祖母がこのお話のおばあちゃんと同じような状態です。そのため、私と話をしながら(質問など)読み進めました。曽祖母にとり、6歳の子どもは生きる励みになっています。(6歳・おばあさまより)

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おばあちゃん、ぼくにできることある?
おばあちゃん、ぼくにできることある?