



貧乏なおじいさんの家のやせねずみは、太ったねずみと相撲をとって負けてばかり。それを見て、かわいそうに思ったおじいさんは?
1910年東京に生まれる。1932年満州に渡り、47年帰国。図案の仕事、舞台劇の美術等をへて絵本の創作に取り組む。代表作『スーホの白い馬』をはじめ多数の傑作がある。産経児童出版文化賞、小学館絵画賞、ブルックリン美術館絵本賞、ライプツィヒ国際図書展デザイン賞など受賞多数。1980年には国際アンデルセン画家賞を受賞。1990年没。
赤羽末吉さんの絵に引き込まれました。見開きの色やねずみのシルエット、ふんどしの朱色がかわいくて、子どもより、大人の私が先を読んでしまいました。声に出して読むと“でんかしょ”のかけごえのリズムが好きです。(読者の方より)