「おばあちゃんによく似てる」といつもいわれているなっちゃん。「わたしって、おばあちゃんみたいなかおしてるかなあ…」と、ちょっと疑問におもっています。ある日おばあちゃんといっしょにお買い物にでかけて、迷子になりかけたなっちゃん、おばあちゃんのないしょの場所を教えてもらうことになって……。
ふたりのやりとりがなんとも微笑ましくなる、しみじみあたたかな一冊です。
受賞歴:
なかざわさんは、わりばしをけずってその先に墨をのせて線をかき、そのあと絵の具で色をつけていくという手法で絵を描かれています。線の一本一本、本当に丁寧に描き込まれた絵は、見れば見るほどおもしろみがあります。ゆっくり味わっていただけたらと思います。
春らしい柔らかな画に、ひとめぼれしました。絵本のセラピストをしているので、大人の方への読み聞かせとして使用します。絵本セラピーを通して昔を懐かしがってもらえそうです。(読者の方より)
なかざわさんの作品は「おばあさん」や「書店のおばさん」などを描いたものをMOEで見て以来ずっと気になっていました。今回の作品も昨日偶然書店で見つけ、「あっ、なかざわさんの本だ!」と思わず顔がほころびました。ほのぼのとした「おばあさん」や「おばさん」を描かせたらなかざわさんの右に出る人はいないと思います。(50代)