

へんたこさんは、たこですが、自分の夢をかなえて、ほんものの船長になりました。いまでは、へんたこせんちょうとよばれています。
へんたこさんは、たこですから、海のことならなんでも知っている、はずだったのですが、ある日、とんでもないできごとに遭遇します。
船の何倍も大きい、くらげの王さま。船をとりかこんで動けなくするほどの、ちびくらげの大群。海はふしぎなことだらけです。
受賞歴:
へんたこさんはたこなので、海のことなら、自分の足のきゅうばんぐらい、よーくしっているつもりでした。ところがどっこい、この広い海には、自分の頭のうしろがわのように、へんたこさんでもなかなか見られない、ふしぎなことが、そっとかくれているのです。さてさて、そのふしぎなこととは、いったいぜんたいなんでしょう?
いとうひろし