子ども100人、王さま100人、マラソンランナー100人…。数えて、探して、一冊で何通りもの遊びかたがある、探し絵絵本。
受賞歴:
★刊行時に寄せられたメッセージです
私が勝手に、命名している、「100シリーズ」の第2弾がやっとできました。見開き各ページに100人、ぜんぶで1000人!ご覧の通り、たくさんの人間が登場します。
アイデアの段階では、うまくいくかどうか、自信が持てなくて不安でした。というのも、普通、人間は、人間の顔の違いにすごく敏感ですから、それぞれの場面に100人の人物を描いて、なおかつ、その100人がそれぞれの個性を持つなんてことは、結構むずかしいんじゃないか、と思ったからです。
今回は、自分の表現力を試すという意味もこめて、挑戦してみました。うまくいったでしょうか?
この本を読んでくれた子ども達が、それぞれの場面に入りこんで、この子は何しているの? とか、このおじさんは、どんな人? とか、このサンタさんは、どうして笑っているの? とか……、それぞれの人のことを、それぞれ考えながらこの絵本で遊んでくれたら、大成功!というわけです。
各場面に隠れている10人を見つけだすことが、この絵本のテーマですが、前作『ぜんぶで100』同様、数えやすいように工夫してあります。
ホントに100人いるかどうか、ぜひ、お子さんと一緒に数えてみてください。ドロボーが隠れていたり、前のページにいた人物が登場していたり、いろんな発見があって、お子さんとの会話も広がると思います。(せべまさゆき)
2歳なので上手く見つけられるかナァ…と思いましたが、それぞれに特徴があって、喜んで探し当てています。(2歳・お母さまより)