長野県松本市で夏に開催される音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」。2019年の夏、子ども向けの楽曲として親しまれてきた「ピーターと狼」(プロコフィエフ作)がオーケストラで演奏され、初めての試みとして、曲にあわせた語りとともに、スクリーンに絵が映し出されました。「聴く絵本」として大変な話題をよんだ、その絵が絵本になりました。勇敢な少年ピーターが、森から現れたオオカミを捕まえるお話。大胆な絵で、音楽が聴こえてくるような絵本です。
ぜひ「ピーターとオオカミ」の楽曲を聴きながら眺めていただきたい絵本です。
子ども達へおはなしや絵本の読み聞かせをする活動をしています。「ピーターとオオカミ」は以前影絵劇として制作・公演したことがあります。降矢さんの絵は絵本のもつ特徴を生かした動きのある素晴らしい絵で画面からオーケストラの音が流れてくるようです。(70歳・女性)