今日はおじいちゃんと藤沢駅からの江ノ電に乗りにきた、しょうちゃん。電車のなかで、おじいちゃんは子どものころに乗った1両の単行電車「タンコロ」のことを思い出し、夏の日の思い出を語りはじめましたーー。
江ノ島電鉄にかつて走っていた1両編成の100形電車「タンコロ」を、昭和30年ごろの沿線風景とともに描いた絵本。海、山、川そして町の情景を、沿線に暮らす作者が、やさしくあたたかい絵で描きます。
受賞歴:
地元の懐かしい昔の姿が描かれていて、両親が喜んでいます。絵が分かり易く、美しくとてもいい。子供の喜びそうな絵本だと思います。(読者の方より)
おじいさんがおまごさんと藤沢駅で乗るところから話がはじまるタンコロのおはなし。明るい色調で描かれた駅前の風景はなつかしむ方もいれば、新鮮にうつる子どももいることでしょう。小さい頃にあそんだタンコロの車内もくわしく描かれていたり、切符を切っていたことは私でも覚えている数少ない江ノ電の思い出です。読み終えるとほっこりあったかくなりました。(30代)