icon_newWindow_01 icon_arrow_01_r icon_arrow_01_l icon_arrow_02_b icon_pageTop_01 icon_close_01 icon_search_01 icon_twitter_01 icon_facebook_01 icon_facebook_01 icon_youtube_01 icon_line_01 icon_arrow_down icon_link icon_error icon_download

月〜

※単月で探したい場合は、終わりも同じ年月を入力してください。

-

-

書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

ならんでるならんでる

ならんでるならんでる

画像を拡大する

ならんでるならんでる

受賞歴:

  • 全国学校図書館協議会・選定図書(2014)
対象年齢 3歳から
ジャンル 絵本 > 日本の絵本
サイズ(判型) 21cm×26cm
ページ数 32
ISBN 978-4-03-221260-0
NDC 726
発売日 2014年3月

定価:本体価格 1,200円+税

【偕成社在庫:あり】

全国の書店、またはネット書店などでご購入ください。

内容紹介

ちいさいありが ならんでる。あひるのおやこが ならんで る。こどもが10にん ならんでる。いろんな子がいるよ。みんなでならんで、何をするのかな? どこへ行くのかな? わくわく、どきどき、ページをめくるたびに楽しいことがまってます。入園祝いにもぴったりのかわいい絵本。

著者紹介

竹下文子

1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学在学中に童話集『星とトランペット』でデビュー。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞を、『ひらけ! なんきんまめ』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『なまえのないねこ』で講談社絵本賞など6つの賞を受賞。主な作品に「のりもの絵本」シリーズ、『まじょのむすめワンナ・ビー』、『げんきになったよ こりすのリッキ』、『しゃっくりくーちゃん』、『ねえだっこして』、『ポテトむらのコロッケまつり』、『にげろ! どろねこちゃん』、『なんでもモッテルさん』、『つきのこうえん』などがある。静岡県在住。

この著者の書籍一覧を見る

鈴木まもる

1952 年、東京都に生まれる。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』で産経児童出版文化賞JR賞を、『あるヘラジカの物語』で親子で読んでほしい絵本大賞を受賞。主な作品に「のりもの絵本」シリーズ、『せんろはつづく』、『みずとは なんじゃ?』、『としょかんのきょうりゅう』、『戦争をやめた人たち』、『どこでもタクシー』が、鳥の巣研究家として『鳥の巣いろいろ』、『ツバメのたび』、『鳥は恐竜だった』、『身近な鳥のすごい巣』などの著書がある。静岡県在住。

この著者の書籍一覧を見る

著者より

<「ならぶ」は「うれしい」 竹下文子>
小さい頃、たぶん小学校にあがる前ですが、「おさるの買い物」という遊びがありました。ひとりがリーダーになり、他の子が一列に並んであとについて、リーダーのするとおり真似をしながら、葉っぱを摘んだり、小石を拾ったりしてくるのです。
単純ですが、前の子をよく見ていないとできない遊びです。リーダーのほうも、みんながちゃんとついて来られるように、飽きないように、工夫と気配りが欠かせません。
『ならんでる ならんでる』という絵本を思いついたのは、その遊びが楽しかったのを覚えているからです。
並ぶって、なんだろう。縦に並ぶ。横に並ぶ。ひとりでは並べない。ふたり、三人、四人…「並びなさい!」と言われてしかたなく並ぶ? そうとは限りませんよね。おはじきを並べる。ミニカーを並べる。あひるの行列はかわいい。並ぶこと、並べることには、幼い子をひきつける根源的な何かがあると思います。
春に、初めて集団生活を経験する子どもたちは、前を見て、後ろを見て、横を見て、自分の位置を知り、他人との距離を知り、少しずつルールを覚え、ふるまい方を身につけていきます。それは、あひるの子にも、人の子にも、同じように大事なこと、自然なこと、そしてうれしいこと、ではないでしょうか。

<鈴木 まもる>
蟻がならんで歩いているのを見ると、なぜこんなに黙々と、ある方向に皆が一緒に整列していけるのだろうとか、何を考えて歩いているのだろうとか不思議な気持ちになります。中には「疲れたなあ」とか「ほんとはあっちに行きたいんだけど」なんて考えている蟻もいるのでしょうか。昆虫の世界は今も謎です。
独裁国家の軍隊の行進なんかだと、個を否定された一糸乱れない恐ろしい光景で嫌になります。
絵を描く側からすると、同じものをならべて描くというのは、視覚的に「繰り返し」の文様のようでもあり、生命のリズムを感じたり、個と全体のバランスの関係など面白いモチーフです。
今回の絵本は、特別な事件は何も起こらないけれど、子供たちがならぶという素朴ななかに、それぞれの個性がありつつグループとして、ある方向性、目的に向かって生きている楽しさを共有する、民主主義的でほのぼのとした、のどかで楽しい絵本だと思います。

ならんでるならんでる
ならんでるならんでる