





平和な町のパトロールから一転、宝石強盗団を追跡する迫力のカーチェイスへ。細かく描かれた、たくさんの乗り物が魅力的な絵本。
1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学卒業。1995年に「黒ねこサンゴロウ」シリーズで、路傍の石幼少年文学賞を受賞。主な作品に『ピン・ポン・バス』『みんなで!いえをたてる』など多数。翻訳の作品に、『クリスマスのかね』など。静岡県在住。
1952年、東京都に生まれる。東京藝術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さしえ賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。おもな絵本作品に『みんなで!いえをたてる』『ピン・ポン・バス』『ざっくん!ショベルカー』『ねこのおすしやさん』『せんろはつづく』『どうぶつのあかちゃんうまれた』『だんろのまえで』などがある。また鳥の巣研究家として『鳥の巣研究ノート』『鳥の巣みつけた』『鳥の巣の本』『世界の鳥の巣の本』『鳥の巣いろいろ』『ふしぎな鳥の巣』『鳥の巣ものがたり』『ツバメのたび』『ぼくの鳥の巣探検』『世界の鳥の巣をもとめて』などの著書があり、全国で鳥の巣展覧会を開催している。
★刊行時に寄せられたメッセージです
うちの子(男)も小さいときは御多分にもれず乗り物が大好きでした。ある日、家のそばを散歩していたら道の横のあき地にパトカーがとまっていました。ちょうど3時ころだったのでパトロールの途中でお休みでもしていたのでしょう。
子どもがキャーキャー大喜びで近づこうとしたときです。こちらに気がついたパトカーのおまわりさんが、なんと屋根の上の警光灯をピカピカさせてくれたのです(さすがにサイレンは鳴らしてくれなかった)。子どもはもう喜びのあまりパニックとなりました。これはぼくが住んでいるような田舎の山の中で、誰も見ていないからしてくれたことで、普通都会ではたのんでもやってくれないし、上司に知れたらおとがめをくらうことでしょう(もう時効だから書きました)。大喜びで家に帰り、木を切って白と黒で色を塗って、運転席にネコや犬も描いてパトカーを作り遊びました。
そんな楽しかった昔を思いだしながらこの絵を描きました。(車の運転が得意でないせいもあり、現実には今も町でパトカーを見かけたりするとギクッとするのですが……)ここにはショベルカー、あそこにはミキサー車、えい、高所作業車も描いてしまえ、どこかに自動車運搬車も描けないか……等々、どうだ、これでもかあ、というくらい、いろいろな自動車やたくさんのパトカーを描きました。子どもたちが喜んでくれたら嬉しいです。寝る前に読むと興奮しちゃうかな、と思うので、そんなときは裏表紙の絵を見せて、静かにおやすみモードにしてあげてください。(鈴木まもる)
このようなパトカーが主役の本がなかなかなく、見つけたときは、息子は大喜びでした。息子はパトカーが大好きなのです。仕事の車はたくさんあるのですが、それぞれの車両の図鑑がなかなかないので、パトカーや消防車、そのほかの車両それぞれの詳しい図鑑があるといいなあと思います。(2歳・ご家族より)
女の子ですが、おじさんが警察官なのでおまわりさんが大好きです。大好きなおじさんから大好きな「おまわりさん、パトカーの絵本」をプレゼントされて大喜び。大人も「こんな絵本があるのか!リアル!」と感心しています。絵の中にもこまかい遊びがあったりパトカー大集合があったり、楽しいです。(2歳・ご家族より)
子どもが車が好きなので購入しました。やさしい感じがする絵ですが、警察の仕事を子ども向けにうまく単純化して描いてあり、すばらしかったです。(1歳・ご家族より)
パパがパトカーに乗っているので父さんの仕事を感じること、知ることができる絵本に思いました。仕事で帰宅が遅いパパに子供達が思いを寄せるキッカケになると思い読み聞かせをしています。(3歳・お母さまより)
鈴木まもるさん、竹下文子さんの作品が好きで、他の乗り物作品も所持しています。パトカーの話とショベルカーの話で同じ人物がでてきていたり、ひそかに(?)つながっているところが好きです。これからも応援しています。(5歳・お母さまより)