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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

しらないまち

しらないまち

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しらないまち

作: 田島征三

受賞歴:

  • 日本図書館協会選定図書(2006)
  • 日本子どもの本研究会選定図書(2006)
  • 全国学校図書館協議会・選定図書(2006)
対象年齢 4歳から
ジャンル 絵本 > 日本の絵本
サイズ(判型) 26cm×29cm
ページ数 32
ISBN 978-4-03-221170-2
NDC 726
発売日 2006年7月

定価:本体価格 1,400円+税

【偕成社在庫:なし】

全国の書店、またはネット書店などでご購入ください。

内容紹介

遠足の日、まちがったバスにのったぼくは不思議な町にきてしまった。ページをめくるたびにびっくりぎょうてんのナンセンス絵本。

著者紹介

田島征三

1940年、大阪府生まれ。幼少年期を高知県で過ごす。多摩美術大学卒業。『ちからたろう』でブラチスラバ世界絵本原画展金のりんご賞、『ふきまんぶく』で講談社出版文化賞絵本賞、『とべバッタ』で小学館絵画賞と絵本にっぽん賞、『オオカミのおうさま』で日本絵本賞、『つかまえた』で産経児童出版文化賞美術賞など国内外で受賞多数。 2009年、新潟県十日町市の廃校をまるごと空間絵本にした「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」を開館。2013年より、ハンセン病回復者の国立療養施設がある瀬戸内海の大島で「青空美術館」「森の小径」「Nさんの人生絵巻」などのアート作品を制作している。2019年、これまでの業績に対して第42回巖谷小波文芸賞を受賞。主な作品に『しばてん』『やぎのしずか』『はたけうた』『くさむら』『ガオ』『ぼくのこえがきこえますか』『た』などがある。

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著者より

★刊行時に寄せられたメッセージです

2005年6月25日に亡くなられた長新太さんが、ぼくと絵本とを、出会わせてくれました。長さんが1963年に出版された『いそっぷのおはなし』と『ベタベタブンブンおおさわぎ』です。これら2冊の絵本の絵を見て、ぼくも絵本を描きたい、と強く思ったのでした。
「長新太のように、自由自在に画風も変えたい!」と叫んだら、「画風なんて、自然に変わるんですよう~」と、長さんに言われてしまいましたが、長さんのような天才でないぼくは、「自然」に任せられず、『ふるやのもり』『しばてん』『ふきまんぶく』『やぎのしずか』『ほら いしころが おっこちたよ ね、わすれようよ』『くさむら』『とべバッタ』と次々と新しい画風に挑戦してきました。

1976年、長さんが『ごろごろにゃーん』を出された時、そのあまりのすばらしさに、ぼくは自分の才能に絶望しました。でも、何時かは、長新太も裸足で逃げだすナンセンスを創ってやる! と張り切りました。

それなのに、世紀が変わっても、なかなか果たせません。一方、長さんは、軽々と、ナンセンスの傑作を1ダースも、2ダースも出し続けて、逝ってしまわれました。

ぼくは11年もかけて、やっとこの1冊を出しました。モタモタ考え過ぎのナンセンスと言われそう。でも、長さんに見てもらいたかった。長さんはきっと、「時間ばっかりかけるのは、ドーナンデスカネ~」と、おっしゃるでしょうが。(田島征三)

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