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書籍形態

きいろいのは ちょうちょ

さかなださかなだ

さかなださかなだ

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さかなださかなだ

作・絵: 長野ヒデ子

受賞歴:

  • 日本子どもの本研究会選定図書(2006)
対象年齢 3歳から
ジャンル 絵本 > 日本の絵本
サイズ(判型) 25cm×21cm
ページ数 32
ISBN 978-4-03-221160-3
NDC 726
発売日 2006年3月

定価:本体価格 1,000円+税

【偕成社在庫:あり】

全国の書店、またはネット書店などでご購入ください。

内容紹介

生きているみたいなおさかなを、みんなで料理してみんなで食べます。子どもたちの楽しい一日を切りとった、躍動感あふれる絵本。

著者紹介

長野ヒデ子

1941年、愛媛県で生まれる。『おかあさんがおかあさんになった日』でサンケイ児童出版文化賞、『せとうちたいこさんデパートにいきタイ』で絵本にっぽん賞受賞。作品に『とうさんかあさん』『ねこのたいそう』『かあさんになったあーちゃん』『狐』(新美南吉・文)など多数。

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著者より

★刊行時に寄せられたメッセージです

「さかなだ! さかなだ! 活きのいい魚! 食べなきゃ損だよ! さかなだ−!!」あっ! 間違った。「読まなきゃ!」だ。活きのいい、魚が食べたくなる絵本ができました。フフフほんとほんと。

私は瀬戸内海の美しい海のそばで育ちました。瀬戸内は魚の種類が本当に多く、しかも新鮮! おいしい! 魚は大好き。なかでも瀬戸内の鯛は抜群においしい、頭からしっぽまで何一つ残さずきれいに食べる。これ楽しいのよ。骨にはミノとかカマとか農耕に使う名前が付いてるよ。これはすごいこと、海と森との深いつながりの中で、互いに助け合って、自然の豊かな恵みを育んでいる証拠なのね。魚の骨からでも大事なことが伝わってくる。そんな魚やしっかり作られたお米。ちゃんと食べたいじゃありませんか。

それもこんなに楽しんでたべるから魚だってうれしいのよ。私は魚が大好きだから、鯛を主人公にして『せとうちたいこさん』の絵本を出している。でも今度はもっと好きだから魚を食べちゃうのです。魚を1匹まるごと食べる絵本なのよ。だからこの事[せとうちたいこさん]にはナイショ。

この絵本は「りんごの木」というユニークな保育園での実践がモデルです。毎月いろいろ子ども達が料理して食べるの。大きいシャケ一匹を丸ごと焼いて食べるとか、びっくりするような巨大マグロの頭を、子ども達がスプーンで身をほぐしてお刺身でむしゃぶりつく、それは豪快。子ども達は体中で魚と向き合い、抱きつき、なでて、さわって、魚とグチャグチャになるほど一体になって食べるので、魚が文句なしに好き! ほんとほんと。魚の目玉を食べて「うまい!」という子。シャケが美しいピンクだったのに驚き「きれい!」とうっとりする子。骨も捨てちゃいやだと飾って、骨も好きになっちゃう子。魚も子ども達も実にいきいきしている。ちゃんとした物をちゃんと食べるって実に気持ちいい。うれしくって喜びがこみ上げてくるのよね。

魚の歌も作ったよ! エンヤトットのいい歌よ! ピチピチはねたいよ。活きのいい絵本、「さかなだ さかなだ」さかなだーい! 食べて! 読んで! さかなだよ!

(長野ヒデ子)

さかなださかなだ
さかなださかなだ