一人で洋服を着替えられるようになったら、そろそろ赤ちゃんから、幼児へ育ったしるし。自分で自分のことができることに喜びを感じる年頃になります。最初は、ボタンを掛け違えたり、ズボンの穴に両足をいれて転んだりと試行錯誤を繰り返しますが、そのうちに一人で着替えるコツを体得していくのです。一人で着替えられるようになるプロセスを、おなじみの主人公たちが登場するかわいいしかけ絵本にしました。
東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズなどがある。