

大人気『シャンプーだいすき』が小型のボードブックになりました。くりかえしを楽しむうちにしぜんとお風呂が楽しくなります。
東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズなどがある。
★刊行時に寄せられたメッセージです
「あかちゃんのあそびえほん」シリーズは、ボクに初めて子どもが生まれた時に発想し、2人目の子が生まれた時に作り始めました。
つまり我が子たちの成長を見守りながら生まれた絵本です。
その我が子たちも今年で26歳と24歳。
この絵本を作った時は、こんなに長く読者の方々に愛されるとは思ってもいませんでした。
「まだ生後六ヶ月の赤ちゃんなのに、この絵本を見せたら喜んだ。」
「出産祝いにいただいて子どもに見せたら大変喜んだので他の巻もそろえ、友人の出産祝いにも贈った。その友人もまた他の巻も買いそろえているようだ。」などなどたくさんのありがたいお便りをいただき作者としては本当に嬉しい限りです。
さらにこのシリーズのおでかけ版も2003年に1冊目『いないいないばああそび』が生まれ、この『シャンプーだいすき』と『いいこでねんねできるかな』で7冊目です。
実はこのおでかけ版は、やぶけにくい厚紙にしてオリジナル版を小さくしただけではないのです。
厚紙を使っているため、しかけの部分に子どもが指をはさんでけがをしたりしないようにしかけを変えたり、製本の仕方も変わるため、本がこわれやすくならないように配慮したりしました。そして配慮したことでしかけがつまらなくならないようにといろいろ工夫しているのです。
この『シャンプーだいすき』もゆうちゃんがタオルで頭をふくところがオリジナル版と変わっています。
これからもこのシリーズは続刊を作る予定です。
これからのあかちゃんのあそびえほんシリーズもどうぞ、お楽しみに!!
きむらゆういち
あかちゃんのあそびえほんシリーズは『ごあいさつあそび』『いないいないばああそび』『いただきますあそび』を1988年に刊行して以来20年余の長きにわたりロングセラーを続けシリーズ全体で1000万部を超えました。